『ベンガル語と記憶 第二話:ওষুধ(オシュド)編』

『ベンガル語と記憶』

みなさんこんにちは。
コルポナ共同代表の綿貫です。

 

新しく開始した連載コラム「ベンガル語と記憶」。
コルポナメンバーがベンガル語の単語を一つ選び、その単語にまつわるエピソードを書いていく企画です。本日は第二話。「ওষুধ(オシュド)」にまつわるエピソードをご紹介します。

 


ちなみにওষুধ(オシュド)」はベンガル語で「薬」という意味です。

 

 

それでは、私たちの記憶に早速参りましょう。

コルカタの奇跡
これは、コルカタで起きた奇跡の出会いのお話です。
私は最近「おしえるがっこう」という、先生がお金を払って授業をするという教育プラットフォームに参加させて頂くことが増えました。
そこの校長先生をされているのが、真崎憲二さん。

 

18年間体育教員を務め、その後世界一周の旅に出て、現在「おしえるがっこう」を運営。
なかなかの破天荒な人生を送られている方で、私も公私ともども大変お世話になっている方です。

 

そんな真崎憲二さんとの出会ったのがインドのコルカタでした。
しかし、その出会いは今思えば奇跡に近いものでした。

南京虫に刺された男

2017年、私はバングラデシュのNGOで1年間インターンをしていました。

 

観光ビザ3か月タブルというビザ(今は多分廃止されてる)で滞在をしていたので、3か月バングラデシュで生活して、一度国外に出た後、またバングラデシュに戻って3か月滞在できるというビザでした。

 

このビザを更新するために訪れた国が、隣国インドのコルカタという場所でした。

 

その時、コルカタのとあるゲストハウスに宿泊をしたのですが、
到着早々、日本人スタッフが私に一言

 

 

南京虫に刺されて寝込んでいる方がいるのですが、
どこで薬を買えば良いか知らないですよね?💦

 

私はもちろんコルカタには初めて来ていたので、そんな場所わかりません。
ただ一つだけ、ベンガル語が少しだけ話せたことが唯一の救いでした。

 

 

私はゲストハウスに到着早々、南京虫の薬を買いに行くことになります。

 

 

一つ薬局を見つけては、「ছারপোকার ওষুধ কোথায় পাওয়া জায়?(サルポカル オシュド コタエ  パワジャエ? 訳:南京虫のはどこで手に入りますか?」と尋ね、また他の薬局を訪れながら、薬局の人たちが共通してどんな薬を提示してくるのかを探しました。

 

 

さすがに適当な薬を持って帰るわけにはいかないと思って、必死で薬を探していた光景が今でもふとよみがえります。

 

 

やっとのことで、多くの薬局の人たちが口にしていた名前の薬を購入し、ゲストハウスに戻りました。

 

 

この時私は何度この「ওষুধ(オシュド)」の単語を発したか覚えていませんが、相当の数のお店を1時間くらいかけて回ったので、結構発していたと思います。

 

 

そして、、、
この南京虫に刺された方が、真崎憲二さんでした。

 

 

真崎さんとはこの件をきっかけに仲良くさせてもらうようになり、今では笑い話のように当時のエピソードを振り返ったりしています。

 

ただ、よく考えると、

 

 

インドのコルカタで、南京虫に刺された男と出会って、なぜかゲストハウスについたばかりの日本人が薬を買いに行き、その出会いをきっかけに日本でも一緒に活動をしている。

 

 

これって結構奇跡に近いできごとだったんだなと、ふと思うことがあります。

 

 

「ওষুধ(オシュド):薬」というベンガル語をめぐって繰り広げられた「コルカタの奇跡」。

 

 

いかがだったでしょうか。

 

 

このエピソードのおかげで、私は一生「ওষুধ(オシュド):薬」という言葉を忘れることはないでしょう。

 

 

実はこうした、エピソードを綴りながら言語を勉強することは、言語習得のうえでとても大切なことだと思っています。

 

 

私も2017年にバングラデシュでインターンをしていた時、よくノートにベンガル語とエピソードを書いて覚えていました。

 

 

皆さんも語学を勉強する際には試してみてください!

 

 

ということで、今日はここまで。
第3話はどんな言葉とエピソードが登場するのでしょうか。

たのしみ、たのしみ。

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